2018/10/17 05:45 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA、定例理事会議事録から
昨日、RBAは10月2日に開催されたRBA定例理事会の議事録が公開されました。 その主な内容は以下の通りです。
(1) RBAは、今後の緩やか豪経済の拡大と、2~3%の中期的なインフレ目標達成に向けて金融面から下支えする為には現行政策金利1.5%を維持する事が妥当と判断し、据え置きを決定した。
(2) 最近の米ドル高は、エマージング市場にとってリスクとなっている一方で、豪経済については追い風となっている。 その背景にはアメリカが政策金利を段階的に引き上げていることが挙げられる。2018年に入って豪ドルは対米ドルで8%下落しており、物価勘案後の為替水準でも豪ドルは弱くなっている。
(3) 一方で、豪ドル安が豪経済にダメージを与えるようなシグナルは今の処、出ていない。理事のメンバーの一人は、「RBAが中期的な目標としているインフレ率2~3%達成に向けて、最近の豪ドル安は下支え要因となる」と述べている。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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