2011/05/11 05:36 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、3月の貿易収支、大幅に改善
昨日、豪統計局(ABS)が発表した3月の貿易収支は季節調整後で、2月のAUD87mnの貿易赤字からAUD1.74bnの黒字に大幅改善しました。
今日の数字を受けて、市場関係者は、再びRBAに政策金利引き上げの圧力がかかり始めたと見ています。 為替市場においても、豪ドルは対米ドルで1.08ドル近くまで買われました。
JPモルガンのエコノミストBen Jarman氏は、
(1)今後も洪水の影響を受けた鉱山の回復が見込まれ、鉱業部門の生産は増産が続く予想している。
(2)一方で、中国に続く輸出国である日本では3月に大震災があり、これに伴って輸出がやや失速する可能性が出てきている。
(3)しかし、最大の輸出国中国は、今年初めの景気の陰りから回復基調になってきており、全体として輸出が大きく落ち込むことはないであろう。
とコメントしています。
その一方で、輸入は、原油高騰で大幅に増加し、更に折からの豪ドル高の影響を受けて、鉱業部門を除く製造部門や観光業は大きなダメージを受けています。
今日の数字を受けて、これまで豪経済の失速懸念は一段落し、次の市場の関心は今日発表される雇用統計となっています。
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お詫び
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豪、雇用統計は、明日木曜日の発表でございます。
お詫びさせていただくと同時に訂正させていただきます。
大変、失礼しました。
前橋
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