2018/10/11 05:59 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、10月の消費者信頼感指数は前月比+1.0%
昨日、民間のWestpac Melbourne Instituteが発表した10月の豪の消費者信頼感指数は、過去2か月は連続で下落していましたが、今月は前月比1.0%上昇して101.5ポイントでした。 この指数では100ポイントを越えると消費者は将来の消費に対して楽観的であることを示し、100ポイントを下回ると悲観的であることを示しています。
Westpacのチーフ エコノミストBill Evans氏は
(1) 過去2か月の消費者信頼感指数は、5月に発表された減税案が与党党首の交代によってその期待が後退し、更には住宅価格が下落する中、住宅ローン金利が上昇した結果、5.2%下落したが、今月はその下落に対する反動的な要因で上昇した部分がある。
(2) とはいえ、豪経済が緩やかながらも拡大しており、労働市場の改善傾向が続いている。更に、鉱山関連企業の多い州では、国際的な鉱山商品市況の回復を受けて信頼感指数が上昇していることも事実である。
(3) しかし、懸念としては、住宅ローンを抱える家計の信頼感指数が過去2か月で6.4%下落し、今月も更に0.8%下落していることがある。また、今後12か月先に対して、ローンを抱える家計における信頼感指数は僅かに+0.6%と、引き続き将来に対して不安を抱えていることが窺える。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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