2018/09/19 05:50 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA、定例理事会議事録から
昨日、9月4日に開催されたRBA定例理事会の議事録が公開されました。 その主な内容は以下の通りです。
(1) RBAの理事会メンバーは現行政策金利の据え置きを決定した。 今後、金融政策の変更があるとすれば、大半のメンバーは政策金利の引き下げよりも引き上げを考えている。しかしその時期は、足元的にはない。
(2) 中小金融機関で散見される住宅ローンの金利上昇は、半年前に業務拡大を狙って住宅ローン金利を引き下げたことに対する反動である。従って、現在の業界全体の住宅ローン金利の平均値は1年前のそれよりも、まだ下回った水準にある。
(3) 現在、世界的に貿易に関する緊張が高まっており、その動向次第では、豪経済の今後の見通しに対して、相当のリスクになり得る。
これに関連して、KPMG(会計コンサルティング)オーストラリアは、今回、アメリカが中国に対して2bn米ドルの関税を課し、更に最大5bnの関税を課した場合、豪の鉱山関連商品価格が下落し、輸出高も減少して、2020年初めにかけて豪のGDPは0.3%下がると試算しています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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