2018/09/14 05:33 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、8月の失業率は5.3%で変わらず
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した豪の8月の失業率は前月と変わらない5.3%でした。 一方で、新規雇用者数は44,000人で、内訳としては正規雇用が33,700人増加し、非正規雇用が10,200人増加し、事前の市場関係者の予想であった22,000人を大きく上回りました。また、25歳以下の失業率も0.3%低下して8.1%となっています。また、労働参加率は前月の65.6%から65.7%に増加しています。
CommSec のチーフ エコノミストCraig James氏は「今回の数字は6年ぶりに低い水準であるが、足元の雇用状況から更に失業率は低下する余地がある」と述べています。その一方で、今後のRBAによる金融政策に関しては2019年末まで現行政策金利が維持される見通しを示しています。
また、Australian Chamber of Commerceのチーフ エコノミストはAdam Carr氏は「賃金が上昇する為には、更なる失業率の低下が必要である」と述べ、「今回の25歳以下の失業率が8.1%になったことは4年振りに低い水準であるが、リーマン ショック前の水準6%までは回復しておらず、引き続き労働市場の需給にSlack(緩み)がある」と述べています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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