2018/09/05 05:39 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA,政策金利据え置き
昨日、RBAは定例理事会を開催し、現行政策金利の据え置きを決定しました(25か月連続)。理事会後のRBA総裁Philip Lowe氏の声明の主な内容は以下の通りです。
(1) これまでに与えられた情報から、現行政策金利を据え置くことが金融面から下支えし、将来的に一層の景気拡大とインフレ上昇に寄与すると判断し、政策金利の据え置きを決定した。
(2) 将来的には、一層の失業率の低下と、インフレ率が目標水準にまで戻って来ることが期待されるが、現状は緩やかなものに留まっている。
(3) 中小金融機関の一部ではローン金利を引き上げているが、金融界全体の平均的なローン金利は1年前に比べて下がっている。
(4) 豪ドルについては物価勘案後で過去2年間のレンジの中で推移している。 しかし対米ドルでは下落傾向が続いている。
(5) 世界経済については、引き続き緩やかな拡大基調にある。 その中にあって中国は少し失速しているが、中国金融当局は、金融セクターの債務リスクに注意を払いながら、金融緩和をして景気を下支えしようとしている。
(6) 国際貿易の方向性については、アメリカの動向が不透明である。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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