プロが語る世界情勢・政治・経済金融の最前線!

The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2009/10/20 06:46  | ドル/円 |  コメント(0)

米ドル/円1020


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一時は90円台前半まで反落
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デイリー チャート

ボラティリティ チャート

1.前日の動き

昨日のドルは91円台前半で寄り付き(高値91.12円)、東京時間は、ほぼ一直線的に売られる展開となりました。 ロンドンの寄り付き直後にその日の安値90.37円をつけた後は買い戻されて、NYの寄り付きには91円手前まで値を上げましたが、日付の替わる頃に再びその日の安値を試しました(90.37円のダブル ボトム)。その後、NYの引けにかけては買い戻されて、現在は90円台後半で取引されています。               

2.マーケット分析

テクニカル分析:  
長期的な指標が雲の下に位置し長期的には弱気です。しかし中期的な指標は中立に転換しています。目先の強弱を判断する線が90.26円にあって、昨日はまさしくこの水準を試して下支えされた形になっています。価格的には上値が次第に重くなってきていますが、まだ高値をつけたことを確認出来ていません。

サイクル分析: 
30−40日サイクルは上の図のように考えています。10月上旬の88円で新しいサイクル入りをし、現在はサイクル高値を試す時間帯と考えられます。 このサイクルは10月中旬から下旬にサイクル高値を形成した後、11月上旬にかけてサイクルボトムを模索すると思われます(そろそろサイクル高値をつける時間帯に近づいています)。 

ボラティリティ分析: 
先週は、20日間のボラティリティが上昇し、6月下旬以来初めて60日間のボラティリティを越えてきました。これは以前までの90円近辺の揉み合い状態から新しい局面に入りつつあること示していますが、ドル安なのか、ドル高なのかは、ボラティリティ チャートからは分かりません。 ただ、これまでのレンジ相場から脱出しつつあるようです。

.今日の方針

目先の強弱を判断する線を維持できるかどうかに注目したいと思います。

方針1:目先の強弱を判断する線(90.26円)を切ってくるようであれば戻り売りに方針転換します。
方針2:中立です。
追撃ポイント:90円をきってくるようであれば追撃の売りを検討します。

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