2018/08/02 05:42 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、7月の製造業PMIは52.4ポイント
昨日、民間のCommonwealth Bankが発表した7月の豪の製造業PMI(The Commonwealth Bank/Markit purchasing managers index)は、前月の55ポイントから52.4ポイントに下落し、過去2年間で最も低い水準となりました。
また、別の民間会社AIG(Australian Industry Group)が、発表した主要企業の現状を表すインデックスは、前月比5.4ポイント下落して52ポイントでした。今回の発表ではいずれの景況感は後退していますが、その一方で景況感の分かれ目である50ポイントを引き続き越えた水準で推移しています。 背景にはアメリカと中国の貿易戦争を懸念して企業経営者が神経質になっていることが窺えます。
CBAのチーフ エコノミストMichael Blythe氏は
(1) 最近の製造業PMIは、やや不安定な動きをしている。豪製造業は引き続き拡大基調にあるもののその勢いは緩やかである。今の処、ダウンサイド リスクは限定的で2018年後半はプラス(50ポイント以上)で推移すると思われる。
(2) また、将来のビジネスを占う信頼感指数は、2016年に統計を取り始めて以来、2番目に高い水準にあり、将来に対してそれほど悲観的でないことはが窺える。
(3) 輸出は拡大基調にあるもののそのペースは緩やかである。 このことからアメリカと中国の貿易戦争による豪ビジネスへの悪影響はまだ出ていない。
とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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