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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2018/07/26 05:22  | 昨日の出来事から |  コメント(0)

豪、第2四半期のCPIは前期比+0.4%


おはようございます。

昨日、ABS(オースラリア統計局)が発表した2018年第2四半期の消費者物価は前期比+0.4%で前年では同期比+2.1%でした。 事前の市場関係者の予想は前期比+0.5%で前年同期比では+2.2%でしたので事前の予想よりも若干低い水準となっています。 また、ガソリンや食料品などの変動の大きい物価を除いたコア インフレは前期比+0.5%で前年同期比では+1.9%でした。 

内訳としては、世界的な原油価格の上昇でガソリン価格が上昇する一方で、消費マインドの低迷で旅行などの宿泊コストが下がり、自動車などの価格も低迷しています。背景には、賃金が伸び悩む中、住宅ローンを抱える家計の金利負担が家計を圧迫していることが挙げられます。

為替市場では、この日の数字が予想よりも低かったために発表後の豪ドルは他通貨対比で売られています。

Capital Economicsのチーフ エコノミストPaul Dales氏は「RBAが低迷する物価を押し上げる明白な要因を探そうとしても、今回の数字の中にはそうした要因は見つからなかった」とし、引き続きRBAが現行金融政策を今後も維持するとの見方を示しています。

クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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