2018/07/25 05:33 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、第2四半期のCPIは如何に?!
本日(7月25日)にABS(オーストラリア統計局)が、2018年第2四半期の豪のCPIを発表する予定です。事前の市場関係者の予想は以下のようになっています。
市場では、今回のCPIは第1四半期の前年同期比+1.9%から同+2.2%になると見ているようです。これは、最近のガソリンの値上がり要因がCPIに反映されており、RBAが注目しているコア インフレ(エネルギーや食料品などのブレの大きな消費者物価を除いたもの)では、前年同期比+1.9%と引き続きRBAが中期的な目標水準としている2~3%のレンジを下回る見込みです。
今年の豪の経済成長率は+3%を上回る見込です。 また、先月の雇用統計は失業率が5,4%と前月比変わらないものの新規雇用者数は+5万人とこちらも堅調に推移しています。 しかし、賃金の伸びは引き続き緩やかな水準に留まっており、Commsecのチーフ エコノミストCraig James氏は「現在の政策金利は今年末まで維持されるであろう」とコメントしています。
更に、National Australia Bankのオーストラリア経済担当ヘッドIvan Colhoun氏は「今回の数字が予想以上に低いようであれば、RBAはアメリカやカナダ、イギリスが政策金利を引き上げても、それを無視して現行政策金利をより長期にわたり維持するであろう」と述べています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
現在有料版にはお申し込みいただけませんのでご了承ください。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。