2018/07/18 05:52 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA、定例理事会の議事録から
昨日、7月3日に開催されたRBA定例理事会の議事録が公開されました。その主な内容は以下の通りです。
(1) RBAとしては、次に政策金利を変更するとすれば、引き上げであって引き下げる事はない。しかし現在のインフレ率の伸びは非常に緩やかなものであり、政策金利を直ちに変更(政策金利引き上げ)する必要はない。また、今暫く政策金利を低い水準に維持し、住宅ローンを抱える家計の支払金利低く抑える必要がある。
(2) 豪の住宅ローン債務は非常に高い水準にあり、その主な借り手は高齢者や高所得者であるが、その一方で、所得の低い人でかなりの住宅ローン債務を抱えている人も一定の割合でいる。過去30年に亘り、先進国の多くの国で家計における住宅ローン債務の割合は増加傾向を辿ったが、特に豪は顕著である。このことが、将来の消費を減退させ、ひいては景気の足を引っ張りかねない。
(3) 現在の豪経済は、緩やかながらも拡大基調を続けており、2018~2019年にかけては、世界の経済率を上回る3%以上の経済成長を期待している。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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