2018/07/11 05:43 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、6月のビジネス コンディションは1ポイント上昇
昨日、民間のNAB(National Australia Bank)が発表した6月の豪のビジネス コンディションは前月比1ポイント上昇して+15ポイントでした。一方で、将来のビジネスを占うビジネス信頼感指数は1ポイント下落して+6ポイントでした。
NAB グループのチーフ エコノミストAlan Oster氏は
(1) 今回の数字によって、豪経済は2018年にかけて比較的堅調に推移する事が期待できる。理由としては製造業、雇用共に堅調だからである。
(2) ビジネスの現状は、最近はやや失速感が出ているが、それでも長期的な平均水準を上回って推移している。特に、(豪ドル安を背景に)貿易と企業収益が回復してきている。
(3) 以上から2018年にかけて豪経済は自然成長率(人口増加率)をやや上回る経済成長が見込まれ、失業率は緩やかに低下し、賃金は緩やかに上昇すると期待している。また、最近では、特殊業種(IT関連)に比較的高い賃金の上昇を見ることが出来る。
(4) 建築業界については、住宅市場の落ち込みがあるものの、企業の設備投資や、政府のインフレ整備投資に下支えられている。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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