2018/07/05 05:32 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、5月の小売売上高は前月比+0.4%
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した5月の豪の小売売上高は前月比+0.4%でした。 事前の市場関係者の予想は+0.3%でしたので事前の予想に比べて良い数字となっています。
内訳としては、デパートの売り上げが3.9%増加しましたが、その一方でレストランやコーヒーショップの売り上げが1%減少しています。市場関係者は、今後について「消費者は慎重な姿勢を維持する」と警戒しています。 背景には賃金が伸び悩む中、家計における債務の割合が歴史的に高い水準にあり、これが家計を圧迫していることがあります。
また、この日、同局が発表した5月の貿易統計は季節調整後でAUD827mnの黒字でした。事前の市場関係者の予想はAUD1.2bnの黒字を予想していましたが、予想よりも低い水準に留まっています。
内訳としては、輸出が4%増加し、輸入が3%増加しています。 特に鉄鉱石の輸出は4%増加し、石炭は中国向けを中心に6%も増加しています。 今後の豪の貿易については、「最近の豪ドル安が今後の輸出を下支えする」と市場関係者はみています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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