2018/06/26 05:10 | 昨日の出来事から | コメント(0)
20年前と変わらない石炭需要?!
今週号の英誌エコノミストに掲題に関する記事がありましたのでご紹介したいと思います。
毎年石油元売り会社BPが発表しているエネルギーに関するレポートで、2017年の世界の石炭市場は、予想に反して大きく復活した。その回復の原動力となったのは、中国の石炭需要が増加し、それまで3年連続で減少していた世界の石炭需要を0.5%押し上げた。
中国は、最も大気汚染のひどい燃料(石炭)から他のエネルギーへの分散を試みているにもかかわらず、電力需要の増加に対して今まで以上に石炭を使用している。 世界的には、そのエネルギー需要の多くをいまだに石炭に依存している。
近年、再生可能エネルギーが増加し、石炭から次世代エネルギーへの移行努力がなされ、世界中のエネルギーの5分の2を占めているが、実は、この割合は20年前と変わっていないのが現状である(現在の世界規模のエネルギー対策は、化石燃料の依存の割合を増やさないようにするのが精一杯)。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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