2018/06/13 05:45 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、5月のビジネス コンディションは6ポイント下落
昨日、民間のNAB(national Australia bank)が発表した豪の5月のビジネス コンディションは先月比6ポイント下落して+15ポイントでした。また、ビジネスの将来を見通すビジネス信頼感指数は前月比5ポイント下落して+6ポイントでした。
NABのチーフ エコノミストAlan Oster氏は
(1) 今回の数字では、ビジネス コンディションが前月比大きく下落して+15ポイントであったが、水準自体は、過去の平均的な水準よりもかなり高く、全産業、また豪各州においても同様の傾向が見られる。
(2) 雇用に関しては、前月比5ポイント下落して+8ポイントとなり、引き続き賃金の上昇圧力は低く、またインフレ上昇圧力もないことがわかる。しかし今後の労働市場に関しては改善傾向が続き、来年にかけて次第に賃金も上昇していくと考えている。
(3) また、雇用以外では、卸売、企業収益、共に4月に比べて下落しているが、それでもそれぞれの水準は、高い水準で推移している。
(4) 小売りに関しては、引き続き横這い状態である一方で、仕入れ価格が2015年後半以来の高い水準にあり、収益環境は厳しい。
(5) RBAによる金融政策について、我々は2019年5月頃まで政策金利の引き上げはないと考えている。理由としては、労働市場が更に改善し、失業率が低下して賃金が上昇するには、まだ時間がかかると見ているからである。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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