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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2010/05/07 05:55  | 昨日の出来事から |  コメント(0)

豪、3月の小売売上げ、伸び悩む


おはようございます。

昨日、2010年3月の小売売上高は季節調整後でAUD19.92bnドル(前月対比0.3%の上昇)にとどまったとオーストラリ統計局が発表しました。 事前のエコノミストの予想は、0.5%の増加でしたので、予想を下回った形になっています。また、2010年の第1四半期の小売売上は、前年同期比0.1%の上昇にとどまったことも発表されました(事前の予想では0.3%の上昇)。

「ここに来て、一連の政策金利の上昇、石油価格の上昇、前年までの政府による景気刺激策が終了したことを受けて、景気の足取りが失速してきている」とエコノミストは見ているようです。

Nomura(豪)のチーフエコノミストStephen Roberts氏は「小売売上高は、景気に与えるインパクトは大きく、今日のデータは景気が失速していている事を示している。」とコメントしています。
しかし、一方で、資源価格の急騰に表れているように引き続きインフレ期待は根強く残っており、RBC‘sのMs Ong 氏は、「次の政策金利の引き上げは8月になるであろう。」とコメントしています。

また、同日、オーストラリア統計局は3月の貿易統計を発表し、季節調整後でAUD2.02bnの貿易赤字であったと発表しました(事前のエコノミストの予想ではAUD2.2bnの貿易赤字でしたので、若干少なくなっています)。 内訳としては、輸入が3%増えて輸出が2%増えた形になっています。 

一方で、UBSのチーフエコノミストScott Haslem氏は「4月の貿易収支については、資源価格が15%上昇しているので、貿易収支はトントンもしくは黒字になるかもしれない」とコメントしています。

尚、本日、RBAは、定例の四半期ごとのステーツメント(Statement:報告書)を出すことになっており、その中で金利及び景気に対してどのような見解を示すかに注目が集まっています。

クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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