2018/05/18 04:49 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、4月の失業率は5.6%に上昇
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2018年4月の失業率は前月比+0.1%上昇して5.6%でした。また、新雇用者数は22,600人増加し、内訳としては、正規雇用者が32,700人増加し、非正規雇用者数が10,000人減少しています。 事前の市場関係者の予想は、失業率が5.5%で、新規雇用者数が20,000人の増加でした。
今回の失業率が上昇したのは、労働市場の改善を受けてこれまで仕事探しを諦めていた人が労働市場に戻ってきたために、失業率が上昇した為と前向きに捉えられています。このことを裏付けるものとして、労働参加率が3月の65.5%から4月は65.6%に上昇しています。 また、一昨日もRBA副総裁の講演で「労働市場が改善し、より労働者が労働市場に参加することで賃金上昇圧力を押さえ込む傾向がある」との見方も、こうした事から窺えます。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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