2018/05/17 05:02 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、2018年第1四半期の賃金は前期比+0.5%
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2018年第1四半期の豪の賃金は、季節調整後で前期比+0.5%となり、前年同期比では+2.1%となって事前の市場関係者の予想を下回りました。 内訳としては、民間の賃金が前期比+0.5%(前年同期比+1.9%)、公務員の賃金が前期比で+0.5%(同+2.3%)の上昇となっています。
豪の労働市場は、空職率(雇用者が求人をしても採用出来ていない割合)が上昇する中、労働参加率も上昇している為、賃金の上昇が殆どない状態が続いています。
一昨日もご紹介しましたが、RBAのGuy Debelle副総裁は、講演の中で「(我々が期待するような)賃金の上昇を見るよりも、失業率がもう少し下がるのかもしれない」と、賃金上昇よりむしろ失業率低下余地があることを示唆しています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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