2018/05/09 05:10 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、3月の小売売上は前月比変わらず
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した3月の豪の小売売上は、前月比「変わらず」でした。 事前の市場関係者の予想は+0.2%でしたので予想よりも悪い数字となっています。内訳としては、野菜などの食料品の小売が好調だったのに対して、コーヒーショップ、レストラン、デパートの売り上げが足を引っ張る形になっています。
これによって2018年第1四半期の豪の小売売上は前期比+0.2%に留まり、市場関係者の予想だった+0.6%を下回っています。
尚、昨日は、2018年度予算(2018年7月1日~2019年6月30日)は発表され、中小事業者の税金を減税し、道路や鉄道等のインフラ投資を増やし、高齢者の社会福祉を充実させる一方で、財政赤字を削減するという“素晴らしい”予算となっています。その前提には、減税によって企業活動が活発になって税収が増えることがありますが、野党はこうした予算に対し、実際に与党の思惑通りに税収が増えるか懸念を示しています。 その中で、25歳以下の若者に対して賦課されていた生涯保険の適用を廃止する点は注目に値しますが(AUD200mnの負担軽減)、それでも中期的には若い世代の負担増加傾向に変わりありません。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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