2018/04/05 05:08 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、2月の小売売上は前月比+0.6%
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2月の豪の小売売上は前月比+0.6%でした。 事前の市場関係者の予想は+0.3%でしたので予想よりもいい数字となっています。 内訳としてはデパートメント ストアの売り上げが前月比1.5%増加しています。また、項目別では衣料、靴、家庭用品が好調でした。 また、コーヒー ショップの売り上げも堅調に推移しています。
Australian Institute of Company Directors のチーフ エコノミスト Stephen Walters氏は「今回の結果は、
豪の消費者が手元にある余裕が出来たお金で消費していることが窺え、このことは豪経済にとってプラス要因である」とコメントしています。
また、この日、同局が発表した2月の建築着工許可件数は前月比6.1%減少しました。 中でもアパートメントの建築着工許可件数が前月比16.4%減少し、前年同月比でも3.1%減少しています。一方で、一戸建て住宅の着工許可件数は前月比+1.9%と緩やかながらも堅調に推移しています。
更に、住宅リサーチ会社CoreLogicが発表した3月の豪の住宅価格動向については、州都などの主要都市の住宅価格が前月比0.2%下落した一方で、地方都市の住宅価格は0.4%上昇し、その格差が縮小する傾向にあります。 豪の住宅価格について、2017年9月以降は下落傾向を辿り、RBAや銀行の貸し出しを規制する当局はこれを歓迎する一方で、住宅価格が急落しないよう注意を払ってその動向を見守っています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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