2018/03/30 05:08 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、2018年第1四半期の空職者数は221,000人
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2018年第1四半期の豪の空職者数(雇用主が求人しても雇用を確保できない人数)は221,000人で1年前に比べて20%増加し、2010年以来の高い水準となり、その割合は雇用者数全体の1.7%を占めています。
特に、求人しても雇用が確保できないセクターは、医療関連、経理事務関連、建築部門の専門職において顕著となっています。 また、地域別では、ビクトリア州では前年比24%増加し、NSWでは同15.9%増加しています。 また、最近の鉱山関連の回復を受けて、クイーンズランド州や西オーストラリア州では空職者が前年比20%以上増加しています(しかし鉱山ブーム期を依然として下回った水準に留まっています)。
市場関係者は、最近の労働市場の回復基調を受けて失業率が今後も低下傾向を辿る一方で、雇用のミスマッチ(求人と求職者のミスマッチ)は今後も拡大すると見ています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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