2018/03/23 05:19 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、2月の失業率は5.6%に上昇
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した豪の2月の失業率は1月の5.5%から5.6%に上昇しました。 また、新規雇用者数は17,500人増加し、その内訳としては、正規雇用が64,900人増加し、非正規雇用が47,400人減少しています。
事前の市場関係者の予想は、失業率が5.5%でしたので事前の予想よりも失業率は上昇していますが、これは今まで労働市場に参加していなかった労働者が、労働市場の改善を受けて参入した為に上昇した要因が大きいようです。そのことは労働参加率が1月の65.6%から65.7%に上昇した事からも窺えます。
また、今回の数字から非正規雇用から正規雇用への転換が引き続き進んでいることから、市場では豪の労働市場が引き続き堅調に推移しているとの見方が大勢を占めています。その背景には、RBAによる政策金利が長期に亘り超低金利に抑えられていること、公共事業を中心に政府支出が高いこと、また、今年に入って鉱山商品価格が回復基調にあることが挙げられます。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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