2018/03/08 05:09 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、2017年第4四半期のGDPは+0.4%
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2017年第4半期の豪のGDPは前期比+0.4%(前年同期比+2.4%)でした。事前の市場関係者の予想は+0.5%(同+2.5%)でしたので事前の予想を下回った形になっています。
主な内訳としては、引き続き連邦政府や州政府の公共投資が景気を下支えしています。 個人消費は、i-PhoneXやクリスマス商戦を中心に堅調に推移し、また、アパートメント建築を中心に建築業も比較的好調でした。 一方で、非鉱山関連の設備投資が前期比緩やかに減少し、これがGDPの足を引っ張りました。 更に、輸出が緩やかな伸びに留まる一方で、輸入が大きく伸びたことでネットのGDPを0.4%押し下げています。
尚、特筆すべきことは、賃金が前期比で1.1%増加し、前年同期比で+4.8%と2012年半ば以来の高い伸びとなっています。
また、この日、RBA総裁Philip Loweは、講演の中で「我々の評価では、豪経済は正しい方向に向かっていると考えている。2018年は2017年に比べてより景気が拡大し、失業率も更に低下すると期待している。また、インフレ率も現在の低い水準から若干上昇するであろう」と発言しています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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