2018/01/31 05:10 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、12月のビジネス信頼感指数は+4ポイント
昨日、民間のNAB(National Australia Bank)が発表した豪の12月のビジネス信頼感指数は、前月比+4ポイント上昇して+11ポイントとなり、これは昨年7月以来の高水準となっています。
また、ビジネスの現状を示すビジネス コンディションは前月比変わらずで+11ポイントでしたが、長期的な平均値である+5ポイントを大きく上回って推移しています。
NABのチーフ エコノミストAlan Oster氏は
(1) 今回のサーベイによって、これまで広がっていたビジネス コンディションと ビジネス信頼感指数のギャップが埋まる形で、ビジネスの将来に対して楽観的な見方が広まり始めている。
(2) 内訳的には、貿易と企業収益は既に高い水準にあるが、一方で雇用の現状は弱含みで推移している。 ここから窺えることは、政府が発表している雇用の数字ほど、労働市場は良くない事がわかる。
(3) また、多くの産業では楽観的な見方が広がっているが、引き続き小売り業に関しては、そこまで楽観的な見方は出ていない。
(4) 全体としては、我々の見方から大きく外れることなく豪経済は推移しており、豪経済の将来は引き続き不透明感が残っている。ただ、目先的には民間の設備投資が改善し、公共投資も増加していることから、足元2~3四半期の豪経済は上向くかもしれない。
(5) 足元の雇用は、年間30万人の雇用を創出するペースで推移しているが、今後、6か月以内には、年率24万人のペースに失速するであろう。
とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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