昨日、民間のNAB(National Australia Bank)が発表した豪の１１月のビジネス　コンディションは、前月の＋２１ポイントから９ポイント下落して＋１２ポイントでした。　また、ビジネスの将来を占うビジネス信頼感指数は、前月の＋９ポイントから＋６ポイントに下落しています。

また、サブ項目である貿易に関するコンディションは前月の＋３０ポイントら＋１６ポイントに下落し、収益に関するコンディションも＋２６ポイントから＋１６ポイントに下落しています。一方で、雇用に関しては前月と変わらずの＋７ポイントを維持し、将来の受注に関しては前月の＋３ポイントから＋６ポイントに２倍になっています。

NAB Groupのチーフ　エコノミストAlan Oster氏は
（１） 前回の数字があまりにも高い数字で我々も驚いた。今回はその反動が出た形になっているが、それでも過去の平均値を大きく上回っており、豪経済は、除く鉱山部門が牽引する形で引き続き拡大基調にあることがわかる。

（２） 今後は、やや弱含みになっているビジネスの将来を表す信頼感指数の動向と、小売りセクターの動向を注視する。　というのもこの２つのセクターの動向が今度の豪経済の見通しを左右しそうだからである。

と述べています。