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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2009/10/14 06:57  | ドル/円 |  コメント(0)

米ドル/円1014


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一時は、90円台に乗せてくるも上値の重い展開、引けにかけては乱高下
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デイリー チャート

ボラティリティ チャート

1.前日の動き

昨日のドルは89円台後半で寄り付き(安値88.65円)、東京時間では買われて上値を試しました。 ロンドンの寄り付きにその日の高値90.19円をつけましたが、その後は逆に売り物に押されて下値を試し、NYの寄り付きにその日の安値89.44円まで値を下げました。引けにかけては買い戻されて現在は89円台後半の取引となっています。           

2.マーケット 分析

テクニカル分析:  
長期的な指標が雲の下限を抜けてきており、長期的な指標は弱気転換したままです。中期的指標も弱気に転換しています。目先の強弱を判断する線が90.53円にあって、相場の上値を押さえ込んでおり、弱気を支持しています。一方で価格的には10月の上旬で底打ち感が出てきています。

サイクル分析: 
30−40日サイクルは上の図のように考えています。9月中旬に始まった現在のサイクルは9月下旬の92.50円で高値をつけて、先週の88円でサイクルのボトムをつけたのではないかと考えています(目先の強弱を判断する線のある90.53円を越えてくればこれを確認です)。

ボラティリティ分析: 
先週は60日間のボラティリティが、急速に低下してきました(ボラティリティの高かったデータが脱落し始めているため)。一方で20日間のボラティリティは10%近辺で横這っています。 週末は共に横這い状態となり、新しい兆しをボラティリティからは読み取ることはできません。

3.今日の方針

30−40日サイクルがボトムつけた可能性がある一方、心理的な節目である90円の上値が重い展開が続いています。 この揉み合いから放れた方につきたいと思います。

方針1:目先の強弱を判断する線(90.50円)を越えてくれば押し目買いで姿勢です。
方針2:89円を切ってくるようであれば戻り売り姿勢です。
追撃ポイント:価格的に放れた方に追撃の買い(売り)をします。

クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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