2017/12/06 05:30 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA,政策金利据え置き
昨日、RBAは定例理事会を開催し、現行の政策金利の据え置きを決定し(2016年8月以来16か月連続で据え置き)、市場関係者も据え置きを予想していましたのでマーケットは殆ど動意薄でした。
理事会後のRBA総裁Philip Lowe氏の声明の主な内容は以下の通りです。
(1) 政策金利の“据え置き”スタンスが、現在の豪経済を金融面から下支えし、将来的にインフレ率を目標水準にまで引き上げて行くと期待している。
(2) 労働市場の一部では、雇用したい人材の確保が困難になってきているとの声が聴かれるが、それでも賃金上昇は低い伸びに留まっている。
尚、11月の声明では、為替動向に関して「豪ドル高は、将来的に豪経済に悪影響を及ぼす」とありましたが、今回は、この部分が削除されています(最近の豪ドルの為替水準(豪ドル安)でそうした懸念がなくなったとRBAが判断したものと思われます)。
尚、短期金利先物市場では、2018年中旬に政策金利0.25%の38%を織り込んだ水準で取引され、2018年12月では90%織り込んだ水準で取引されています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
現在有料版にはお申し込みいただけませんのでご了承ください。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。