2017/12/01 05:15 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、10月の建築着工許可件数は+0.9%
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した豪の10月の建築着工許可件数は前月比+0.9%でした。 事前の市場関係者の予想は-1.0%でしたので予想以外に強い数字に市場は驚きを持って捉えられました。また、前年同月比では+18.4%と引き続き高い伸びを示しています。
内訳としては、新規一戸建て住宅は前月比+1.5%でしたが、マンションや投資用住宅は前月比1.0%減少しています。
また、この日、同局が発表した2017年第3四半期の設備投資は前期比1.0%増加し、これで3四半期連続の増加となりました。 市場関係者は、ここにきて鉱山関連産業の設備投資が増加に転じてきたことから「過去5年続いていた豪の鉱山関連産業も底入れしつつある」と指摘しています。
Commsecのチーフ エコノミストCraig James氏は「今回の数字は豪経済の実態をよく反映している。健康、教育の設備投資は急速に回復している。また、鉱山関連機械などの市場価格がこれまで下落していたことで、経営者はここにきて安いコストで設備更新を積極的に行っている。また、今回の数字で2017年を通じて正規雇用を増加してきたことも正当化できる」とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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