2017/11/30 05:10 | 昨日の出来事から | コメント(0)
11月のシドニーの住宅価格は0.7%下落
民間の不動産リサーチ会社CoreLogicが発表した11月のシドニーの住宅価格は10月の0.5%下落から更に0.7%下落しました。ちなみに8月がフラットで9月が0.1%の下落でしたのでここにきて下落幅が加速しています。
豪全体では前月比0.1%の下落に留まり、メルボルンは逆に0.5%上昇していますが、シドニーの下落が全体の水準を押し下げた形になっています。
CoreLogicのシニア アナリストCameron Kusher氏は
(1) 現在の豪の住宅市場は、住宅供給過多の中、金融監督庁が銀行貸し出しを厳しく監視している為、投資家がローンを組みづらくなっており、そのことが住宅市場下落の主要因である。
(2) 前回の住宅市場の調整局面は2014年であったが、その後の金融緩和政策のおかげで住宅市場は上昇に転じた。
(3) メルボルンなどの住宅市場も、早晩、下落に転ずる可能性が高い。 何故ならば、これまでの住宅市場のブームが非常に長く続いてきたため、住宅市場のサイクルとしていつ調整局面に入ってもおかしくないからである。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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