2017/11/22 05:20 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA、定例理事会議事録から
昨日、RBAは11月7日に開催された定例理事会の議事録を公開しました。 その主な内容は以下の通りです。
(1) RBA理事会メンバーは現行政策金利の据え置きを決定した。
(2) 世界の先進国において、労働市場が改善しているにも関わらず、賃金及び時間当たりの利益が低く推移している。 背景には、世界的なグローバリゼーションとテクノロジーの発展によって労働者に対する賃上げ上昇圧力がかからないことがある。 また、コア インフレも低いままである。この事は豪経済においても当てはまり、こうした状態が当面続きそうである。
また、前日IMFが発表した豪経済に関するレビューの中で「豪は、労働市場やインフレに関する不確実性がある為、政策金利は出来るだけ低く、しかも出来るだけ長期に維持すべきである」と述べています。
これを受けて市場関係者は「豪の政策金利は2019年頃まで政策金利の引き上げはない」との見方に傾き始め、豪ドルは他通貨対比で売られやすい状態になっています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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