2017/10/26 05:11 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、第3四半期のインフレ率は前期比+0.6%
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2017年第3四半期の豪のインフレ率は前期比+0.6%で、前年同期比では+1.8%でした。事前の市場関係者の予想は+0.8%(前年同期比+2.0%)でしたので予想対比低い結果となっています。 また、食料品やガソリンなどの価格変動の大きな物価を除くコア インフレは+0.4%で、これも事前の市場関係者の予想であった+0.5%を下回りました。
主な内訳としては、電気代とタバコの値上げが物価を押し上げ、その一方で、野菜などの生鮮品やガソリンの下落が物価を押し下げました。
市場関係者は、賃金上昇率が過去最低を更新する中、RBAは当面は政策金利を現状に維持するとの見方が大勢を占めています。
John Fraser財務官も昨日の議会証言で「最終的には失業率の低下に伴って、賃金は上昇すると考えている。 また、それに伴ってインフレとインフレ期待も高まるであろう。 しかし、それにはまだ時間がかかる。」と述べています。
昨日の数字の発表を受けて為替市場では豪ドルが他通貨対比で売られています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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