2017/10/11 05:22 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、9月のビジネス コンディションは堅調に推移
昨日、民間のNAB(national Australia Bank)が発表した9月の豪のビジネス コンディションは+14ポイントで、9年半ぶりの高水準で堅調に推移しています。
NABのチーフ エコノミストAlan Oster氏は
(1) 豪のビジネス コンディションは、今回の数字を見る限り堅調に推移している。 一方で、個人のコンディションは引き続きマイナスで推移しており、これが大きな懸念材料となっている。
(2) 内訳としては、企業業績と雇用が好調であり、逆に設備投資は相対的に弱い。背景には、企業家の将来を占うビジネス信頼感指数が弱含みで推移している事から、企業家は設備投資をするまで将来のビジネスに対して確信を持てていない事が窺える。
(3) また、個人の家計部門は、豪ドルがこれまで相対的に高かった事、住宅ローン金利が上昇する一方で賃金の伸びが緩やかであったことから住宅ローン返済が大きな負担となっている事、また住宅建築費の高騰などから、消費者は消費に対して警戒的になっている事が窺える。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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