2017/09/28 05:07 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、消費者の雇用不安は薄らぐ
昨日、民間のNAB(National Australia Bank)が発表した指数(Consumer Anxiety Index:消費者不安指数)によれば、アンケートに答えた70%の消費者が、1年前に比べて雇用に対する不安が軽減したと答えました。
確かに今回の指数では、前期比では多くの項目で改善していますが、一方で過去の平均値及び前年の水準を下回って推移しています。
NAB のチーフ エコノミストAlan Oster氏は
(1) 消費者に取って、低インフレであるにも関わらず、生活費の増大が消費者にとって重石になっており、低インフレと生活費増との関係に相関関係がない状態になっている。また、今回のサーベイでは、20%の消費者が生活費の増大が将来的に心配であると答えている。
(2) 消費者は、生活必需品とは関係のない支出を抑えているが、節約している人の数は第1四半期に比べて減少している(改善傾向)。
(3) 豪の賃金は2019年頃にかけて低い伸びに留まるであろう。 これに対して消費者は住宅ローンなどの支払い負担の多さから消費に対して引き続き慎重な姿勢を維持するであろう。
とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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