2017/09/20 05:56 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA定例理事会議事録から
昨日、9月5日に開催されたRBA定例理事会の議事録が公開されました。その主な内容は以下の通りです。
(1) 理事会メンバーは現行政策金利1.5%の据え置きを決定し、当面は変更する予定もない。 現行政策金利は金融面で豪経済を下支えし、2018年に向けて3%の経済成長を達成出来ると考えているからである。
(2) 現在の豪の賃金は引き続き弱く推移し、インフレも低い水準に留まっているが、今年に入って雇用は250,000人増加し、また賃金も緩やかに上昇しており、労働市場の供給過剰感は低下している。 背景には過去の鉱山ブームの調整局面がほぼ完了しつつあることがある。
Westpacのチーフ エコノミストBill Evans氏は「今回の議事録からは、RBAが労働市場の改善を認識しつつも、今後の政策金利の引き上げにそれほど積極的でないことが窺える」とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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