2017/09/06 04:52 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA、政策金利据え置き
昨日、RBAは定例理事会を開催し、現行政策金利の据え置きを決定しました。
理事会後のPhilip Lowe氏の声明の主な内容は以下の通りです。
(1) 現行政策金利は現在の豪経済を下支えし、将来的にインフレ率を目標水準にまで引き上げることに寄与すると期待している。
(2) 現在の豪の住宅市場に関しては、引き続き警戒を持って注視しているが、ここにきて投資用アパートの供給過剰感から市場は調整局面している。 特にシドニーではその傾向が顕著に表れている。しかし、今後、2~3年は、まだ豪の東海岸を中心に大型アパートの供給が予定されており、我々はこの点を懸念している(将来的な不良債権化につながる可能性がある)。
(3) 世界経済については、豪の最大の貿易相手国である中国の過大債務問題があるものの、引き続き改善傾向にある。
(4) 失業率に関しては、今後2~3年にかけて若干低下余地がある。一方で、賃金は低い水準に留まり、インフレ率も我々の中期的な目標水準(2~3%)を下回っている(しかし、将来的には上昇していくと期待している)。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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