2017/09/05 05:38 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、第3四半期の企業在庫は前期比-0.4%
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2017年代3四半期の企業在庫は、第2四半期の+1.1%から一転して-0.4%となり、2014年以来の大幅な下落となりました(事前の市場関係者の予想は+0.3%でした)。
Westpac のシニア エコノミストAndrew Hanlan氏は「今回の在庫の減少は、同期のGDPを予想以上に押し下げる可能性があり、事前のGDP予想値+0.7%を下回る可能性が出てきた」とコメントしています。 ちなみに2017年第2四半期のGDPは-0.5%でした。
また、企業業績も事前の市場関係者の予想であった-4%から-4.5%と予想を下回っています。背景には、鉱山関連企業の同期の企業収益が11.5%も落ち込んだことがあります。
一方で、賃金は、前期比で+1.2%と大きく上昇し、前年同期比でも+1.6%となっています。内容的には、時間当たりの賃金は変わりませんでしたが、労働時間が長くなったことで賃金が増加しています。
本日(9月5日)に豪の第3四半期のGDPが発表されます。 事前の市場関係者の予想は前期比で+0.7%ですが、企業在庫が落ち込んだことで下振れする可能性が出てきます。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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