2009/10/09 07:06 | ドル/円 | コメント(0)
米ドル/円1009
昨日のドルは88円台後半で寄り付き(高値88.70円)、東京時間では売られて下値を試しました。 ロンドンの寄り付きにその日の安値88.15円をつけた後は同水準で揉み合っていましたが、NY時間に入ってからは買われて反発し、88円台後半まで上昇する局面もありましたが、引けにかけては売り物に押されて現在は88円台半ばで取引されています。
2.マーケット 分析
テクニカル分析:
長期的な指標が雲の下限を抜けてきており、長期的な指標は弱気転換したままです。中期的指標も弱気に転換しています。目先の強弱を判断する線が90.64円にあって、相場の上値を押さえ込んでおり、弱気を支持しています。価格的には、昨日は88円台で揉み合う形にとなり、方向感が定まらない1日でした。しかし、基本的な流れは戻り売りです。
サイクル分析:
30−40日サイクルは上の図のように考えています。9月中旬に始まった現在のサイクルは9月下旬の92.50円で高値をつけて、10月の中旬のサイクルボトムに向けて下値を模索している時間帯と考えています。 引き続き安値近辺での取引の中、サイクルボトムの終盤に差し掛かってきました。
ボラティリティ分析:
今週に入って60日間のボラティリティが、急速に低下してきました(ボラティリティの高かったデータが脱落し始めているため)。一方で20日間のボラティリティは10%近辺で横這っています。 このままいくと、60日間のボラティリティが下がる形で20日間のボラティリティが上回ってきそうです。
3.今日の方針
引き続き戻り売りですが、サイクルボトムの終盤にきていることに気をつけたいと思います。
方針1:戻り売りの目標は、88.80円です。90円を越えてくるようであれば損切りします。
方針2:中立です。
追撃ポイント:88円を切ってくるようであれば、追撃の売りを検討します。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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