2017/07/21 05:46 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、6月の失業率は5.6%
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した豪の6月の失業率は前月と変わらない5.6%で、新規雇用者数は14,000人でした。 事前の市場関係者の予想は、失業率が5.5%で新規雇用者数が15,000人でしたので事前の予想ほどいい数字ではありませんでしたが、内訳である正規雇用者数が62,000人増加し、非正規雇用者数が48,000人減少していることに市場は驚きを持って捉えられました。
また、労働参加率も季節調整後で65%と前月の64.9%から上昇しています。これによって今年に入ってからの新規雇用者数が160,000人増加し、その大半が正規雇用者で増加しました。これまでは非正規雇用者の増加が賃金上昇圧力を抑制していましたが、今後は、正規雇用者の増加によって賃金上昇圧力が高まり、これに伴ってインフレも上昇するとの期待から豪ドルは他通貨対比で買われています。
地域別では、シドニーのあるNSWが4.8%と最も低く、自動車産業などの製造業の多い南オーストラリアが6.6%で最も高くなっています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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