昨日の日経平均は、海外市場で小動きだったことを受けて前日比ほとんど変わらない水準で寄り付きました（９，８０９円）。　寄り付き直後にその日の安値９，７４６円をつけた後は、今度は逆に押し目買いに支えられて上値を試し、午前中の取引終了間際にその日の高値９，８６３円をつけました。　午後は一転して閑散とした取引に終始し、前日比若干高い水準で取引を終えました。　　　　　　　　

２．チャート分析

テクニカル分析：　
長期の指標は雲の下の境界線に位置しています（長期的に弱気と中立の境目）。　中期の指標は弱気を支持しています。目先の強弱を判断する線が１０，１９７円にあって上値を押さえこんでいます。　価格的には３日続けて反発しており目先的な底打ち感が出てきています。

サイクル分析：　　　
３０−４０日サイクルは、上図の赤の線ように考えています。　９月中旬に始まった現在のサイクルは９月末の１０,５００円近辺で高値を付けて、次は１０月中旬のサイクルボトムに向けて下値を模索すると考えられ、そろそろボトムをつける時間帯に差し掛かってきました。　一方で、まだ可能性は低いと思いますが、青の線のようにサイクルボトムをつけた可能性も出てきました。

ボラティリティ分析：　　
先週は、２０日間のボラティリティが、６０日間のボラティリティを一時的に超えていましたが、今週に入って僅かながらも再び６０日間のボラティリティを下回ってきてしまいました。　このことは下げトレンドが出始めていましたが、再び、揉み合い相場になりつつあることを示唆しています。

３．今日の方針

サイクル的にボトムをつける時間帯に近づいてきましたので、積極的には売れません。

方針１：戻り売りの目標は９，９００円です。　１０，３００円を超えてくるようであれば損切りします。
方針２：中立です。
追撃ポイント：　特に考えていません。