2017/06/16 05:42 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、5月の失業率は5.5%に低下
昨日、ABS(オーストラリ統計局)が発表した5月の豪の失業率は4月の5.7%から5.5%に低下し、4年ぶりに低い水準となりました。 また、新規雇用者数は42,000人増加し、内訳としては正規雇用者が52,100人増加し、非政雇用者が10,100人減少しました。 事前の市場関係者の予想は、失業率が5.7%で新規雇用者数が10,000人の増加でしたので、事前の市場関係者の予想を多く上回りました。
また、労働参加率は季節調整後で64.9%と前月の64.8%から改善しています。また、事前の市場関係者の予想は64.8%でしたのでこちらも予想を上回りました。
CommSec のチーフ エコノミスト Craig James氏は
(1) 今回の数字からわかることは、3月から5月にかけて100,000人の雇用を創造したことになり、消費者にとっても企業経営者にとっても喜ばしいことである。
(2) 今回の数字を受けて、RBAは政策金利の引き上げを急ぐことはないであろう。その一方で、最近、取り沙汰されていた政策金利の引き下げは議題にならないであろう。
とコメントしています。
為替市場では豪ドルが他通貨対比で買われ、対米ドルでは発表前の0.7580ドル台から0.7630ドル台まで上昇しています。 また、短期金利先物市場では、年末までに政策金利の引き上げを12.9%織り込んでいましたが、発表後は6.3%に価格が下落しています(金利は上昇)。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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