2017/06/06 05:42 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、第1四半期の企業収益は+6%
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2017年第1四半期の豪の企業収益は前期比+6%でした。 特に、鉱山関連企業の収益は前期比+13%と大きく回復し、前年同期比では+39.7%も上昇しています。 背景には鉄や鉄鉱石の市場価格が上昇した事があります。 一方で、企業在庫が前期比で1.2%増加しており、今後は生産がやや鈍る可能性があります。
また、この日、民間のANZ グループが発表した5月の求人広告件数は前月の+1.5%から+0.4%の増加に留まりました。また、前年同月比では、4月の+10.1%から+7.4%に低下しています。
尚、今週発表される予定になっている2017年第1四半期のGDPについては、一部の市場関係者がマイナス成長になる可能性を指摘しています。 もし今回のGDPがマイナス成長になれば、過去3四半期の内、2四半期でマイナスとなり、これまでの緩やかな拡大基調から経済の停滞期に入る可能性を指摘しています(短期金利先物市場では年末までに政策金利1回の引き下げを織り込み始めました)。
尚、本日、RBAの定例理事会が開催されますが、市場関係者の多くは「RBAの金融政策の変更はない」とみています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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