2017/05/19 05:06 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、4月の失業率は5.7%に低下
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した4月の豪の失業率は、3月の5.9%から5.7%に低下しました。また、新規雇用者数は37,400人で、内訳としては、正規雇用が11,600人減少し、非正規雇用が49,000人増加しています。
事前の市場関係者の予想は失業率が5.9%で新規雇用者数は+5,000人でしたので予想よりいい数字となっています。 また、労働参加率も前月比変わらずの64.8%でした(事前の市場関係者の予想は64.7%)。
前日に発表された2017年第1四半期の賃金が前期比+0.5%と引き続き低い伸びに留まっている事、更には、非正規雇用を中心に雇用が増加していることから、今後も賃金上昇圧力が弱い事を示しています。こうした事から豪の現行政策金利1.5%は、少なくとも2018年第1四半期まで維持されるとの見方が大勢です。
今回の数字を受けて為替市場では、豪ドルが他通貨対比で買われていますが、アメリカのトランプ政権疑惑の影響の方がより多く市場を覆っています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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