2017/05/17 05:16 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA,5月の定例理事会議事録から
昨日、5月2日に開催されたRBA定例理事会の議事録が公開されました。 主な内容は以下の通りです。
(1) 理事会メンバーは、より高いインフレ率と更なる経済成長率を達成する為に現行政策金利を維持することが妥当であると判断した。その中にあって、労働市場の動向と住宅市場の動向には注意を払っていく。
(2) RBAとしては、中期的なインフレ目標である2~3%インフレ率の達成に自信があり、足元のインフレ率も上昇してきている。こうした中、現行政策金利1.5%は2017年から2018年にかけて維持されるであろう。
(3) 懸念材料としては、2017年に入って失業率が若干上昇してきていることである。 また、豪の住宅市場は、最近は緩やかな伸びになりつつあるが、まだ、一部に投機的な動きがあり、今後も注意深く監視していく。
(4) 豪経済は、世界的な拡大基調を背景に、製造業、消費者共に堅調に推移している。また、2017年に入ってからは、豪の最大の貿易国である中国も堅調に推移している。
(5) 2017年第1四半期のGDPは、今年の2月にクイーンズランド州を襲ったハリケーンの影響でやや低迷する事が予想される。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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