2017/04/13 05:09 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、4月の消費者信頼感指数は前月比0.7%下落
昨日、民間のWestpac-Melbourne Instituteが発表した4月の豪の消費者信頼感指数は前月比0.7%下落して99ポイントでした。 これによって5月連続で消費者信頼感指数が下落したことになり、引き続き豪の消費動向は慎重であることが窺えます。 尚、この指数では100ポイント以上で消費者が消費に対して楽観的であることを示し、100ポイント以下では消費に対して慎重であることを示しています。
Westpac のチーフ エコノミストBill Evans氏は
(1) 今回の数字の低さは驚きに値するが、致し方のない部分がある。 というのも住宅市場が最近になって調整局面入りをしたこと、賃金が上昇しないこと、更には、地政学的な不透明感(シリア情勢や北朝鮮問題)などがあるからである。
(2) サブ指数では、家計におけるファイナンス(ローン)は2ポイント上昇し、家計ではローンをそれほど心配していないことが窺える(金利が上昇するとは考えていない)。
(3) 一方で、住宅価格に関するセンチメントは1.1%下落しており、最近、住宅市場が調整局面入りをしていることを反映している(資産価値が上昇しない為)。
(4) その一方で、住宅購入に関するセンチメントは過去12か月の平均を6%下回っており、2015年のピーク時に比べて20%も下回った水準に留まっている(住宅価格が高い為、購入意欲が出てこない)。
とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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