2017/04/12 05:24 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、3月のビジネス コンディションは5ポイント上昇
昨日、民間のNAB(national Australia Bank)が発表した3月のビジネス コンディションは5ポイント上昇して14ポイントとなり、2008年の世界金融危機以降で最も高い水準となりました。 一方で、ビジネス信頼感指数は1ポイント下落して6ポイントとなっています。
NABのチーフ エコノミストAlan Oster氏は
(1) 今回の数字で、ビジネス コンディションがこれほど改善するとは予想外であった。 特にクイーンズ ランド州は、3月に襲ったサイクロンの影響でビジネスがダメージを受けたにも関わらず、鉱山関連産業を中心に力強く改善している。また、この傾向は全業種にわたって観られ、将来的に豪経済が上向くことが予想される。
(2) 唯一、小売り業態が弱い数字となっているが、我々が予想するほど悪化しておらず、個人消費に対して悲観する数字となっていない。
(3) 労働市場における雇用環境は安定的に推移しており、先月の発表された失業率が上昇した数字ほど実態は悪くない。
(4) (ビジネス コンディションは目先的に堅調に推移しているが)長期的には、エネルギーなどの鉱山関連市場の見通しが立たないこと、更には住宅市場が調整局面入りした事から、今後の豪経済を牽引する産業が見当たらない。
とコメントしています。
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