2017/03/02 05:25 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、2016年第4四半期のGDPは+1.1%
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2016年第4四半期のGDPは前期比で+1.1%で、前年同期比で2.4%でした。事前の市場関係者の予想は+0.7~+0.8%で、前年同期比で2.0%でしたので事前の市場の予想を上回る結果となっています。
内訳としては、賃金の支払いが0.5%減少してインフレ率を押し下げ、2016年と通じて賃金は1.5%の上昇に留まりました。しかし、それ以外のサブ項目20の内、15の項目で改善し、その中には農業、鉱山、林業、漁業、専門職、技術職などが含まれています。 また個人消費はGDPを0.5%、輸出は0.2%、設備投資も0.3%、それぞれ押し上げています。
政府のScott Morrison財務長官は「引き続き豪の家計は賃金抑制圧力に直面しているが、経済そのものは堅調に推移している」とし、「最近はビジネス コンディションが改善傾向にあり、政府としても企業の設備投資を更に促す政策を打ち出す」とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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