2017/02/28 05:14 | 昨日の出来事から | コメント(0)
明日の第4四半期GDPに注目
今週は、明日発表される豪の2016年第4四半期のGDPの数字に市場の関心が集まっています。
市場では、2016年第4四半期のGDPは、第3四半期の-0.5%から+0.6%に回復するとの見通しです。しかし、それでも前年同期比では+1.8%と第3四半期のマイナス成長が響いて低い成長に留まりそうです。
今回、リバウンドする背景には、住宅投資が回復してきている事、更には公共投資も増加したことがあります。 また、年末から年始にかけてのクリスマス商戦と新年セールに関しても比較的好調ったことも挙げられます。更には、国際的な鉱山商品価格が回復してきたことをうけて輸出が増加し、これがGDPを0.2%押し上げると予想されています。
Westpacのシニア エコノミストAndrew Hanlan氏は「今回のGDPはリバウンドするもののそれほど急激なものではなく、豪経済は緩やかな成長に留まる」とし、「2017年通じて豪経済は、RBAによる低金利政策に下支えられて緩やかな拡大基調を辿る」とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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