2017/02/22 05:06 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA,定例理事会の議事録から
昨日、2月7日に開催されたRBA定例理事会の議事録が公開されました。 主な内容は以下の通りです。
(1) RBA理事会は、現在のインフレ率は1.5%であるが、将来的には中期的な目標である2~3%に上昇するとの見込みから現行政策金利の据え置きを決定した。
(2) 2017年の豪経済は年率3%程度の堅調な経済成長をし、失業率も低い水準で推移する事が予想される。
(3) 2016年第3四半期のGDPはマイナス成長になったが、これは一時的な要因によるところが大きく、豪経済が景気後退期(リセッション)に入る可能性は少ない。
(4) 設備投資に関しては、引き続き鉱山関連産業の設備投資は弱く、豪経済に力強さがかける。
(5) 2016年の雇用環境について、非正規雇用を中心に増大した背景にはイギリスの離脱やアメリカの大統領選挙の不透明感から増加した要因が大きい。
(6) 豪の住宅市場に関しては、今後、更に政策金利が引き下げられるとの期待から、一部では過熱しているが、全体としては地域ごとにバラつきがあり過熱感はない。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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