2017/02/08 05:17 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA,政策金利据え置き
昨日、RBAは定例の理事会を開催し、現行政策金利1.5%の据え置きを決定しました。理事会後のRBA総裁Philip Lowe氏の声明の主な内容は以下の通りです。
(1) 2016年以降、政策金利を引き下げてきたこれまでの経緯から理事会メンバーは現行政策金利の維持が妥当であると判断した。 現行政策金利は今後も豪経済を下支えし、将来的にインフレ率が目標水準にまで上昇すると考えている。
(2) 2017年にかけてインフレ率は2%程度まで上昇すると期待しているが、足元のインフレ率は緩やかな水準に留まっている。
(3) 2016年第3四半期のGDPは予想よりも悪かったが、これは一時的な要因が大きいと考えており、2016年第4四半期のGDPはそれなりの水準にまれ回復すると考えている。RBAとしては、今後2~3年にかけて、豪経済は3%程度成長すると見込んでいる。豪鉱山資源関連に関しては、輸出が回復しつつあり、資源関連投資の後退も終わりに近いと考えている。
(4) 為替については、2013年以降、鉱山関連の景気後退を受けて豪ドル安が続き、それが、豪経済の構造改革を下支えして来たが、ここにきて豪ドル高に転じてきており、その影響は豪経済に複雑に作用するであろう。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
現在有料版にはお申し込みいただけませんのでご了承ください。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。