2016/10/18 04:55 | 昨日の出来事から | コメント(2)
資源国通貨(豪ドル)に復調の兆し?!
読者の皆様もお気づきのように足元の豪ドルは、アメリカドルが堅調にも関わらず底堅い値動きとなり、今年に入ってから続いていた弱含み基調から反転の兆しが出てきました。
背景には、最近になって原油産出国の間で実効性に問題を抱えながらも減産合意がなされ、そこにロシアも同調する姿勢を示したことで「減産が実現するのではないか」と思惑から原油価格が上昇しています。 また、これに合わせる形で他の商品価格も上昇し始めています。 加えて、2016年9月の新しく就任したRBA総裁が、目先のインフレ率にはこだわらない姿勢を示したことで、年内の更なる政策金利の引き下げ期待が後退しています。
OANDA Australia and Asia Pacific のシニア トレーダー Stephen Innes氏もこうした事を指摘した上で、「我々が関心を持ってみている商品バスケットからみた為替レート(豪ドル)が、『これからも継続的に上昇していけるかどうか?』、そして更には『先週発表された中国の悲惨な貿易統計が長引く可能性があり、このことが為替市場にどのような影響を与えるか?」に関心があると述べています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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2 comments on “資源国通貨(豪ドル)に復調の兆し?!”
maehashi にコメントする コメントをキャンセル
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当然では? オーストラリは産油国ですか?
シェールとかもありそうですか?
いつもお世話になります。
原油に関しては、一部海底油田による産出がありますが、その量は多くなく、またコストも高いと聞いています。
シェール油田の話は、オーストラリアでは聞いたことがありません。引き続き石炭が主力輸出燃料です。
前橋